防災を“自分ごと”に。全国の生徒会で本気で議論します--。中学生、高校生の防災意識の向上などを目的に活動している「NSF PROJECTs」と、全国の生徒会をつないでいる「生徒会会談」、内閣府が23日に「全国生徒会防災サミット2026」を開いた。運営を含めて約120人の中高生が参加。被災時の対応や学校の防災に関する課題、学生防災白書2026などについて議論した。
サミットはオンライン開催した25年に続いて2回目。会場を手配した坂井学前防災担当相らの協力を得て初めて、都内で対面開催した。全国の生徒会の関係者や個人など100人以上の申し込みがあり、オンラインで約30人が参加。東京・豊島区や内閣府の防災担当者の講演、意見交換、防災活動の体験、グループ討議などを実施。運営はすべて生徒が担った。
豊島区の佐藤和彦防災・震災対策専門員は都市部で発生する課題や自助公助共助の役割と、自助の重要性などを説明した。参加した生徒は、教員が不在の状況で地震が発生した場合に誰がどう避難指示を出すかなどを考えたり、それぞれの地域や学校の防災の課題を整理したりした。冒頭、生徒会会談副代表を務める吉田桃さんは「100人以上の中高生が集まってくれた。今日の学びを学校に還元できるよう充実した1日にしたい」と話した。
NSF PROJECTsは、被災地に対する募金活動を促すための生徒会組織のプラットフォームとして発足した。生徒会組織がノウハウを共有することが実効性の向上につながると考え、各校と連携した取り組みを実行中。能登半島地震の募金活動などを行った。代表の久保壮太郎さんは「生徒会が主体になった防災活動はまだまだだと思う。主体になることを前提に、中高生ができる防災活動を進めていきたい」と話した。








