木環の杜/四倉工場が操業開始/熊谷組JVが施工

2026年3月25日 行事 [6面]

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 住友林業グループの木環(こわ)の杜(福島県いわき市、安永友充社長)は24日、いわき市に新設した「四倉工場」の操業を開始した。いわき四倉中核工業団地内で国産スギを中心に製材や木材加工品を製造する東日本で最大規模の木材加工場を建設。設計は熊谷組、熊谷組・住友林業・加地和組(いわき市)・渡辺組(同)JVの施工で2024年6月に着工した。
 所在地は四倉町栗木作192の1にあるいわき四倉中核工業団地内。国産材の活用を促進し、国内の持続可能な森林経営と木材市場の活性化に貢献する。住友林業の「木材コンビナート」設立事業第1弾で、同社は30年の国産材使用量100万立方メートル達成を目指している。
 四倉工場はスギの中大径木を主体にした国産材の製材・加工を担い、ツー・バイ・フォー(2×4)住宅用の構造用製材(ディメンション材)を製造する。原木置き場、選木リングバーカー(丸太を測定・仕分けし樹皮をむく設備)、製材棟、天乾材置場、乾燥機・ボイラー、加工棟、チップ・おがヤードの各施設で構成。原木受け入れから加工まで一貫した生産体制を備える。
 主要原料は福島県材で、周辺地域の原木需給への影響を考慮しながら段階的に集材量を増やし、1年当たり原木投入量11万立方メートルを目標に掲げる。最新鋭の設備でオートメーション生産を実現。製造したディメンション材の一部は、共同出資者である大東建託の関東・東北エリアでの物件などに供給する考えだ。