隠れた桜の名所でもある近所の公園は、雨降りだったこの前の土曜日も満開のソメイヨシノを見ようと出掛けてきた人が多かった。風が強く、咲いたばかりの白い花びらも、中央に赤色が寄った散り際の花びらと一緒に舞った▼それを手でつかまえようと、小学校の入学式が間近になった子どもたちが元気に追い掛けていた。薄日が差した時間があって、雨のしずくがきらきら光る。輝くような桜と子どもたちの笑顔がとてもまぶしく見えた▼文部科学省の有識者会議が、学校の適正規模・適正配置に関する議論の成果をまとめた。公立小中学校の半数で校舎の築年数が40年を超え、その約7割は改修が必要。人口減少で小学校と中学校が1校ずつしかない市町村の割合は16%となった▼会議は広域化や総合化、現代化からの対応が必要と指摘。まちづくりと一体にした在り方の検討などを求めた▼文科省は議論を「適正規模・適正配置等に関する手引き」の改定に反映する。社会や教育が変わっても、児童や生徒を育み、学びの場であり続ける学校。新しい手引をベースに、優しさに包まれた笑顔あふれる空間が提供されたらいい。





