凜/住友不動産ビル事業本部企画管理部企画課にぎわい創出係・高橋真鈴さん

2026年4月27日 人事・動静 [12面]

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 ◇どんな仕事も粘り強く
 所有するビルテナントへのソフトサービスを担う現在の係に異動したのは2025年。立ち上げたばかりで「『まず何をやる』からのスタートだった」。当時は入社3年目。大学と大学院では土木を中心に学んだ。仕事は戸惑うことも多かったが、これまで各ビルで開いたイベントの課題を洗い出し、企画を練った。
 昨年7月には東京・六本木で所有するビルのエントランスなどを使い、盆踊りをメインにした夏祭りを企画した。地元の町会では盆踊りがずっとできていなかった。
 開催までは平たんな道のりではなかった。苦労したのは地元行政に提出する書類作り。不慣れなことも多く、作成しないといけない書類の数が次第に膨らんだ。物販店の誘致やテナント、地元住民への声掛けも行い、準備を進めた。
 夏祭りの日まで「人が来てくれるか心配だった」。だが当日、盆踊りの参加者はどんどん増え、気付けば踊りの輪が二重になった。ちょうちんの明かりの下でテナントの社員と地元住民が一緒に踊っている姿が忘れられない。「いろいろな人の協力があってできた。一人ではできなかった」。
 粘り強さが信条。「『無理だ』と言われても簡単には諦めない。別のやり方を考えて前に進む」。今後はビルやマンションの開発に携わりたいと思っている。「今はいろいろな知見を蓄えている段階」と、目の前の仕事に全力投球する。
 (たかはし・ますず)