大阪府藤井寺市は、市立藤井寺市民病院跡地に整備する複合施設の基本計画・基本設計に乗り出す。開会中の9月定例市議会に提出した一般会計補正予算案に関連委託費として約9900万円を計上した。29日の会期末に可決されれば、年内をめどに委託先の選定を進めたい考えだ。プロポーザル方式による発注を視野に入れる。
補正予算案には基本計画・基本設計一括の委託費784万円を配分。別に2028年度までの限度額9110万4000円の債務負担行為も設定した。委託業務には地盤調査も含める。
対象地は24年3月末に廃院となった市民病院跡地(道明寺2、敷地約4170平方メートル)と医師公舎跡地(道明寺4、391平方メートル)。8月に策定した基本構想によると、市民病院跡地は市が一体的に整備する方向。既存施設を建て替え、認定こども園や子育て支援、多世代交流、防災機能の複合施設を整備する。4層程度延べ約4500平方メートルの規模を見込む。概算事業費は約30億円。
1階にエントランスロビーやカフェ、図書・情報発信機能、1、2階の一部に認定こども園を設ける。2階は老人福祉センター機能を多世代が利用可能とし、健康相談や検診、機能回復訓練、自習室、音楽室を配置。3階には市内初となる常設型の屋内あそび場や屋上広場を設ける。4階は平常時に調理スペースや多目的スペースとして使い、有事には避難スペースや備蓄倉庫として機能させる。
医師公舎跡地は民間事業者から活用提案を求め、病院跡地と連動した活用が見込めない場合は別途、売却や賃貸借を検討する。
事業手法はDB+O(設計・施工一括発注、運営業務先行発注)方式と従来方式を有力候補としている。28年度に既存施設の解体設計・工事、本体の実施設計・工事に入る。33年度の供用開始を目指す。








