大阪市は老朽化している長居陸上競技場(ヤンマースタジアム長居)を大規模改修する。改修方針や整備内容を具体化する「長居陸上競技場大規模改修工事基本設計業務委託」の公募型プロポーザルで昭和設計・NTTファシリティーズJVを契約候補者に選定した。
プロジェクトは、ECI(技術提案・交渉方式、技術協力・施工タイプ)を導入。老朽化対策と国際大会対応機能の強化を見据えた大規模改修に着手する。プロポーザルに参加したのは昭和設計JVだけだった。契約上限額は1億8632万9000円(税込み)。
長居陸上競技場(東住吉区)は1996年に完成した収容約5万人規模の国内有数のスタジアム。陸上競技大会をはじめ、サッカーやコンサートなど幅広い用途で利用されている。施設の供用開始から約30年が経過し、施設・設備の老朽化が進み、トラック舗装や一部設備の更新は行われているものの、スタジアム全体として大規模改修が必要な時期を迎えている。
市は長居陸上競技場と長居第2陸上競技場を対象に、2023年度から大規模改修に向けた基本計画策定を進めてきた。25年度には大規模な競技大会の開催も視野に入れた追加検討を実施し、施設機能の高度化や運営面の課題整理を進めている。今回の基本設計ではその成果を踏まえ、スタンド・屋根・建築設備・電気設備・機械設備などの更新方針を具体化するほか、国際大会基準への適合性向上や観客サービス機能の充実、バリアフリー対応、防災機能の強化、維持管理コストの縮減などを総合的に検討する。
主な業務内容は改修方針の具体化、建築・構造・設備の基本設計、老朽化設備の更新計画、ユニバーサルデザインの機能強化、国際大会対応機能の検討、工事中の施設運営計画など。契約期間は27年3月31日まで。
26年度中に基本設計をまとめ、実施設計、技術協力を経て工事着手につなげる方針だ。








