国際建設技術協会(国建協、安田吾郎理事長)が2日、2025年度の海外コンサルティング業務の受注実績調査結果を公表した。総受注額は1242・7億円(前年度比51・4%増)だった。22年度以来3年ぶりに1000億円を上回り、受注水準回復の兆しを見せた。国際協力機構(JICA)の円借款や、世界銀行などの国際機関が原資の業務受注が増えたことが増加に寄与した。
受注件数は24年度より288件増加の1149件。1件当たり平均の受注額は1・08億円、16年度以降で24年度の0・94億円に次いで2番目に低い水準だった。
国建協と海外運輸協力協会、海外農業開発コンサルタンツ協会、海外コンサルタンツ協会の会員79社が回答した。実際に海外業務を受注したのは68社だった。
総受注額の内訳は、政府開発援助(ODA)関連が1164・4億円(前年度比60・0%増)で、全体の93・7%を占めた。発注機関別では、JICAが914・9億円(36・5%増)で、内訳は円借款が445・3億円(99・5%増)、円借款以外が469・6億円(5・0%増)。無償資金(外務省)が16・3億円(33・6%増)、アジア開発銀行(ADB)など国際機関が193・9億円(894・4%増)だった。国別は、フィリピンが449・6億円(283・5%増)で最も多く、インドネシア76・1億円(59・8%増)、ベトナム46・4億円(120・8%増)と続いた。









