北海道開発局札幌開建/三笠ぽんべつダム定礎式開く/2030年度完成目指す

2026年10月6日 行事 [6面]

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 北海道開発局札幌開発建設部(開建)は4日、北海道三笠市の現地で三笠ぽんべつダムの定礎式を開いた。かさ上げされた新桂沢ダムと合わせて三笠市、岩見沢市を水害から守る幾春別川総合治水事業の一環として治水ダムを新設する事業。式典には高橋祐介国土交通大臣政務官ら国会議員や国土交通省の職員、自治体関係者、施工者ら約150人が参加し、本格的な本体建設工事に向け礎石を納め、ダムの安泰と永久堅固を祈願した。施工は鹿島・飛島建設JVが担当。2030年度の完成を目指す。
 式典冒頭、主催者を代表してあいさつした高橋政務官は「三笠ぽんべつダムはわが国初の流水型台形CSGダム。鹿島をはじめとする工事関係者が無人化施工など先進的な取り組みを積極的に進めており、これらの技術が国全体のダム建設技術の発展につながると期待されている」と事業の意義を強調。その上で「国交省として地域を洪水の被害から守る安全・安心の確保と、地域のさらなる発展を支える国土づくりに取り組んでいく」と力を込めた。
 続いて来賓の国会議員や周辺自治体の首長が祝辞を述べ、幾春別川総合開発促進期成会の会長を務める西城賢策三笠市長は「このダムが将来にわたって流域住民の命と暮らしを守り、持続可能なまちづくりの強力な基盤となるよう、流域自治体として全力で協力していく」と述べた。
 定礎の儀では、高橋政務官らが礎石の周囲にモルタルを投入する「鎮定(ちんてい)の儀」、岡下淳北海道開発局長、西城市長らがモルタルをならす「斎鏝(いみごて)の儀」、鹿島の風間優代表取締役兼副社長執行役員と飛島建設の深田純一取締役兼上席執行役員副社長、鹿島JVの上本勝広所長らが槌でたたいて納める「斎槌(いみづち)の儀」を行い、、仕上げの「埋納(まいのう)の儀」では、ダンプトラックからCSG材が投入され、礎石が埋め込まれた。
 最後に来賓による万歳三唱とくす玉開披で定礎を祝うとともに、工事の無事完了と地域の発展を願った。
 三笠ぽんべつダムは、北海道三笠市の石狩川水系奔別川上流に新たに建設される日本初の流水型台形CSGダムで、堤高53メートル、堤頂長173・5メートル、堤体積21万4200立方メートルの規模。治水の専用ダムで、新桂沢ダムと二つのダムで洪水の一部をため込むことにより洪水被害を軽減させる。23年4月に基礎掘削工に着手し、年間で掘削工を終え、25年4月に堤体打設を開始した。