奈良県はBT(建設・移管)方式のPFIで実施する「奈良県中央卸売市場再整備推進事業(市場エリア整備事業)」の一般競争入札(WTO対象、総合評価方式)を8月31日に開札し、400億8400万円(税込み、以下同)で大和ハウス工業を代表とするグループを落札者に決めた。グループの構成企業は久米設計、福本設計、ウエスコ、村本建設、矢作建設工業。予定価格は400億8534万2000円だった。
県は現市場の敷地(大和郡山市筒井町、約15・5ヘクタール)に加えて北側に隣接する用地(約3・8ヘクタール)を取得し、約12・6ヘクタールを「市場エリア」、約6・4ヘクタールを「にぎわいエリア」として再整備。市場エリアの再整備に先行着手する。市場施設はコールドチェーン(低温物流網)に対応した閉鎖型とし、国際的な食品衛生管理基準「HACCP」の考え方による衛生管理を行う。建物はコンパクト化し、共同加工場を整備して省力化や効率化を図る。
同グループの提案によると、平屋約3万平方メートルの新市場棟(新青果棟・新水産棟)や新管理関連棟(3階建て延べ約1万7000平方メートル)、新廃棄物集積所(平屋約1000平方メートル)を建設する。
12月に設計・施工に着手し、2031年度の新市場開業、33年度の市場エリア完成を目指す。事業期間は34年3月31日まで。現市場を運営しながら新市場棟などを建設するため、市場事業者に配慮した工事のローリング計画が必要となる。









