建築へ/総合資格ら、建築学縁祭2026開く/学生設計コンペの公開審査も

2026年10月9日 論説・コラム [22面]

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 ◇最優秀賞に服部優亜さん(早大)と宮下秋さん(武蔵野美大)
 総合資格らは9月26~28日、学生向けの建築設計イベント「建築学縁祭2026」を東京都新宿区の新宿パークタワーで開いた。26日に開かれた設計課題の公開講評審査会「~Rookie選~」では、最優秀賞に服部優亜さん(早稲田大学)の「LIMINAL CONDENSER」と宮下秋さん(武蔵野美術大学)の「pocket~吉祥寺に開くギャラリー賃貸住宅~」を選んだ。
 学生による実行委員会(坂本寛委員長)との共催。今年で6回目。首都圏エリアを中心に47校・395作品の応募があった。
 冒頭、総合資格の佐藤拓也社長は「学生時代に参加したコンペで審査員からもらった言葉は大人になっても忘れない。建築学縁祭が皆さんの将来の大きな力になることを願っている」と期待を込めた。坂本委員長は「建築作品には、設計者が建築を学ぶ前に出会った人たちから受けた影響も表れている。今まで出会ってきた人の縁を感じさせる力作を楽しんでほしい」と呼びかけた。
 総合司会は西田司氏(オンデザインパートナーズ代表)が担当。審査員は▽石川初(慶応大学環境情報学部教授)▽川島範久(川島範久建築設計事務所代表、明治大学准教授)▽菅原大輔(SUGAWARADAISUKE建築事務所代表、東京電機大学准教授)▽手塚由比(手塚建築研究所代表)▽萩生田秀之(KAP代表取締役、teamTimberize副理事長、共立女子大学准教授)▽古澤大輔(日本大学理工学部建築学科教授)-の6氏が務めた。
 「LIMINAL CONDENSER」では紙の折り目のような中心線に人が集まったり、水平面から都市に向かって活動を発散させたりする「凝縮と発散」で連続的に変化していく空間を提案した。審査員からは「空間が非常に論理的に構成されており、建築としても成立している」と高い評価を受けた。
 「pocket~吉祥寺に開くギャラリー賃貸住宅~」は、パブリック空間とプライベート空間の間に「ポケット」と呼ぶ壁で囲った空間をつくることで両者につながりを持たせた作品。「実務経験を積んでいるかのような環境性能力がある。内覧があれば見に行きたいと思わせるものがある」(審査員)との好評を得た。
 最優秀賞以外の主な受賞者(敬称略)は▽優秀賞=松岡直輝(東京電機大学)▽ポラス賞=三村若愛(法政大学)▽建築生産設計協力会賞=鍋島正行(日本大学)▽総合資格賞=丹羽珠美(法政大)▽佳作=山岸穂乃実(大同大学)、鈴木隼平(東京理科大学)、増田壮次朗(青山製図専門学校)、近藤太士(近畿大学)。