国交省/11月にフィジカルAI、産学官コンソ/土木対象の個別テーマPTで実装促進

2026年10月13日 行政・団体 [1面]

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 AIで機械やロボットを動かすフィジカルAIの土木建設現場での早期実装に向け、国土交通省は産学官コンソーシアムに参加する民間企業などの募集を始めた。初回応募者をメンバーとし11月下旬に設立する。関連データを共有する協調領域を整え、技術開発の加速化を狙う。機械施工や人力技能作業などのテーマごとにプロジェクトチーム(PT)を設け、開発・実装のターゲットを明確化し現場適用を急ぐ。
 21日に希望者向けのオンライン説明会を開く。共有可能な情報の提供やニーズ・シーズ調査に協力する「一般会員」と、テーマ別のPTで議論・検討に参加する「プロジェクト会員」の2区分で募集する。フィジカルAIに関心を持つ建設会社、シーズを提供する建機やロボットのメーカーなどの企業・団体に加え、行政・研究機関なども幅広く対象にする。11月6日まで応募を受け付ける。設立後は随時募集に切り替える。
 当面は「建設機械」と「人力作業支援」の各PTを設置する。まずは開発・実装のターゲットを明確化し、2030年ごろまでの短期的な到達目標を設定する。参加者間でデータ仕様やシミュレーター、実証環境などの共通の開発基盤の要件を検討し、実証実験の実施でも協力する。検討成果を現場に適用する仕様・要領やガイドラインに生かす。
 ニーズ・シーズが多いテーマや、現場安全など議論を要する検討課題を独立したPTで別途取り組むことも想定する。人力作業支援PTは鉄筋や型枠の技能作業、現場内小運搬、構造物点検、災害調査など幅広いターゲット候補があり、メンバー間の協議で焦点を絞り込む方向だ。
 国交省は、波及効果が高い中小規模の企業・現場への実装に主眼を置く。各PTの成果を順次、現場に反映していきたい考えだ。