アジア航測/エンタメ分野で新規事業/ゲームクリエイターに背景データ提供へ

2026年10月14日 技術・商品 [1面]

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 現実世界の3D測量データをゲーム背景に!
 アジア航測は、レーザーなどで取得した測量データをゲームクリエイター向けに提供するサービスを開発した。自社保有データや行政のオープンデータなどを加工し、ゲームの背景素材として提供する。航空測量事業などで培った計測技術を生かし、エンタメ市場へ新たに参入していく。
 「FIELD ASSET(フィールドアセット)」として今後展開する。実際に計測した都市や海底の地形、建物内部の点群データなどを使い、ゲームの世界にリアルな背景を作り出す。
 既存の点群データは座標などの属性データを豊富に持つ分、容量が大きくなりがちでゲームの背景には向かなかった。同社は既存の点群データから不要な属性を10分の1以上削り、点群を間引く処理をすることで軽量化に成功。既存の点群データにはない光の反射や波の揺らめきなどの効果をゲームエンジン側で付与して、ゲームらしい見た目にする加工も施した。
 千葉市美浜区の幕張メッセを会場に9月20日まで開催された東京ゲームショウ(TGS)で同サービスを初披露した。伊豆諸島に浮かぶ無人島「早島」のデータを展示。実際に操作できるデモ環境を整え、参加者からのニーズを調査した。
 足を運んだ参加者からは「お城や廃虚、江戸時代のデータなどもほしい」「アニメの背景にも使えるかも」などの声があった。担当者は「自社では考えもつかなかった用途が多く寄せられた」と振り返った。
 今後は本格展開に向けた機能改良や認知度向上に取り組む。サービスの公式キャラクターデザインには著名なイラストレーターの作品を起用。SNSなどを通じたPRにも注力していく。