理化学研究所(理研)は、DBO(設計・建設・運営)方式を採用する「(仮称)新計算機棟設計・施工・維持管理事業」の一般競争入札(WTO対象、総合評価方式)を13日に公告した。2月27日に公募型プロポーザル(WTO対象)で発注したが提案がなかった。要求水準書を見直して一般競争入札に切り替え、参加資格などの条件を緩和した。神戸市中央区の神戸キャンパスに次世代スーパーコンピューター「富岳NEXT」を収容する延べ約6500平方メートル規模の新建屋を整備・運営する。
入札説明書は理研のホームページで交付する。参加申請は11月24日まで経理・調達本部調達部神戸調達課への持参か郵送で受け付ける。入札書の提出期間は12月7~10日。同17日に開札する。
参加形態は設計、施工、工事監理、維持管理の各業務を担う単体か複数の企業で構成するグループ。設計と工事監理の担当者は理研か文科省で設計・コンサルティング業務の資格を持つ1級建築士事務所。施工担当者は各工種の算定点数が建築工事1190点、電気設備工事950点、機械設備工事950点の資格をいずれか、あるいは全てを満たすことなど。過去15年間に合計計画電力20メガワット以上、延べ5000平方メートル以上のデータセンター(DC)建屋に関する各実績も求める。
現行の「富岳」が稼働する理研計算科学研究センターの南側隣接地(敷地面積1万0153平方メートル)に、延べ約6500平方メートルを目安とした新建屋を建設する。最大約40メガワットの計算機用電力、約40メガワットの冷却能力、約50メガボルトアンペアの受電能力を備える次世代の高密度計算基盤となる。工事場所は港島南町7の1の1。工期は2029年12月まで。事業期間は36年3月31日まで。
アドバイザリー業務はデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー(現デロイトトーマツ)が担当した。2月公告時に提示した上限金額(税込み)は施設整備約173・5億円、維持管理約6・5億円の総額180億円だった。







