凜/関電工DX推進部副長(DX推進担当)・塚野祐香さん

2026年10月19日 人事・動静 [10面]

文字サイズ

 ◇後輩に同じ働き方をさせたくない
 電気設備工事の現場に寄り添ったDXの実現に向け、システム開発に従事する。施工管理の経験を生かし、「現場の困り事をどう効率化しようか」と常に考えている。今夏に導入した見積もりの自動概算システムの開発では、チームの中心的な役割を担った。
 座右の銘は「面白いことを見つける」。IT企業との協業では、「仕事の進め方や場の仕切り方がまったく違う。自分の引き出しが増えた」と喜ぶ。施工管理は職人と材料をつなぎ、システム開発は人と情報をつなぐ仕事。そこに共通点を見いだしている。
 理数系科目が得意で工業大学に進学。「人と関わりながら、ものづくりができる仕事がしたい」と2007年に関電工に入社した。
 当時、現場にはまだ女性技術者が少なかった。ある改修工事では、建物を稼働させながら設備を更新するため、夜間や休日の作業が中心だった。「挑戦させてもらえて良い経験だった」と感謝する。ただ、仕事と育児の両立には難しさも感じていた。「育児と仕事を両立できたかと問われると難しい。家族の協力があって続けられたが、この働き方を後輩にはしてほしくない」と振り返る。
 その後はダイバーシティ推進チームのメンバーになり、より良い働き方を会社に提案してきた。「もっと働き方の選択肢が増えれば、建設業界はもっと良く変わっていく」と信じている。
 (つかの・ゆか)