北海道は20日、「GX戦略地域における電力申込内容の承継」に関する公募を開始した。経済産業省のGX戦略地域(データセンター集積型)に選ばれた石狩市と苫小牧市で、道が確保している電力使用枠を、データセンター(DC)を整備・運営する事業者に引き継ぐ。応募申請は12月4日まで受け付け、優先交渉権者は2027年1月以降に選定する。
GX戦略地域制度では、設備投資への支援や規制・制度改革とともに、国が電力系統の先行整備を行い、DC集積を後押しする。道はこのうち石狩市の5カ所(申し込み電力量計590メガワット)、苫小牧市の1カ所(400メガワット)の用地で電力申し込みを行っており、対象用地にDCの立地を希望する事業者を公募し、選定後に電力申し込み内容を承継することとしている。
参加できるのは対象用地でDC事業を営む法人またはそれらの法事で構成するグループ。企画提案書の審査項目は▽事業計画▽地域貢献・地域共生▽環境負荷の低減。地域貢献では地元の自治体や企業等との連携、地域内取引の拡大、地域経済の活性化の取り組みなど、環境負荷低減では道内の脱炭素電源の活用計画があることなどが要件となる。
応募申請後は参加資格確認結果を12月11日に通知し、企画提案書の提出は同14~21日に受け付ける。27年1月に予定するヒアリング審査を経て、優先交渉権者を選定する。
公募に関するウェブ(Zoom)説明会を28日午後2時から開く予定で、参加申し込みを27日まで受け付ける。担当は経済部産業振興局産業振興課産業集積担当(電話011・204・5328)。
対象用地の概要は次の通り。▽所在地(敷地面積)=〈1〉申込電力量(受電電圧)〈2〉連系可能時期の目安〈3〉分譲単価(9月末時点)。
〈石狩市〉
▽新港南2丁目737(5万0822平方メートル)=〈1〉80メガワット(66キロボルト)×2区画〈2〉2031年10月以降〈3〉1平方メートル当たり〈1〉万3000円
▽新港中央1丁目720の2(1万8552平方メートル)=〈1〉40メガワット(66キロボルト)〈2〉31年11月以降〈3〉1平方メートル当たり1万3000円
▽新港中央1丁目40の10のうち(約4万8263平方メートル)=〈1〉75メガワット(66キロボルト)〈2〉31年12月以降〈3〉造成中(28年度予定の分譲開始時に決定)
▽新港中央1丁目40の10のうち(約1万0520平方メートル)=〈1〉15メガワット(66キロボルト)〈2〉31年11月以降〈3〉造成中(28年度予定の分譲開始時に決定)
▽新港東2丁目123の40のうち、41(東側6万3657平方メートル、西側5万7184平方メートル)=〈1〉300メガワット(275キロボルト)〈2〉32年12月以降〈3〉造成中(27年秋ごろ予定の分譲開始時に決定)
〈苫小牧市〉
▽柏原1の7(46万9801平方メートル)=〈1〉400メガワット(187キロボルト)〈2〉30年8月以降〈3〉46億9801万8000円。








