サイバーセキュリティーシステムを開発・提供するSecuShard(セキュシャード、東京都新宿区、小倉隆志社長兼最高経営責任者〈CEO〉)は、社内の共有ファイルをランサムウエアなどの攻撃から守るデータ保護サービスの提供を始めた。ランサムウエアを疑うファイル操作などを自動検知し、操作できないようにする。セキュリティー専任の担当者を置くことが難しい中堅・中小企業の安全なファイル共有を支援する。
10月から共有ファイル保護サービス「ONE・デジ・ガード」をリリースした。サービスでは共有ファイルに関するトラブルへの対策として三つの機能を搭載した。ランサムウエア対策では、特徴的なファイル操作に加え、盗まれたID・パスワードによるログインや社員による大量データの持ち出しを検知し遮断する。
保管データに劣化・故障・改ざんがあると自動で検出して通知・点検する。保管するデータ断片の劣化や故障を再構築する場合には、データの復号や復号鍵を必要としない仕組みにより、復旧時の鍵の取り扱いに伴うリスクを低減する。
データは暗号化したうえで六つの断片に分けて保管する。暗号方式にはCRYPTREC電子政府推奨暗号リスト掲載の方式を採用した。
日本政策投資銀行と富国生命保険が出資するDBJデジタルソリューションズ(東京都千代田区、新崎恭史社長)の協力を得て実証実験を行った。大量ファイルの一括処理や大容量ファイルの操作に当たっては性能改善に向けて開発と再検証を進める。
小倉社長兼CEOは「専任担当者がいない企業がデータを守れるよう、『ONE・デジ・ガード』を多くの企業に届けていく」とコメントした。
セキュシャードは、ONE・デジ・ガードをデータ保護サービス「ONE・デジ・セキュリティ」シリーズの初弾に位置付ける。2027年3月までに業務システムのデータベースとバックアップデータを対象に、新サービスをリリースする予定だ。








