回転窓/ものづくりのまち大阪

2026年10月23日 論説・コラム [1面]

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 NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」が終盤に差し掛かってきた。18日放送の第40回では豊臣秀吉と徳川家康の戦が迫る中、マグニチュード8くらいの直下型地震と推定される天正地震が発生し、和解に至るまでの過程が描かれた▼発災時、秀吉は近江の坂本城にいたとされ、あまりの揺れの激しさに大坂へ急ぎ帰ったという。被害が少なかった大阪城を拠点に家康との熾烈(しれつ)な交渉とともに、被災地の復旧に向け陣頭指揮を執ったのだろう▼秀吉が1583年に着工した大阪城は、当時の優れた土木・建築技術を結集したものづくりの頂点だった。現在、大阪城公園(大阪市中央区)に高くそびえる「大阪城天守閣」は、豊臣期の壮大な天守を市民の寄付で1931年に再現。当時最新のSRC造で建設されている▼文化審議会(文化審、文部科学相の諮問機関)が大阪城天守閣を重要文化財(重文)に指定するよう文科相に答申した。答申通り告示されると、昭和建築の再現城郭で初の重文になる▼28、29日に大阪市住之江区のインテックス大阪で「建設技術展2026近畿」が開かれる。ものづくりのまちでぜひ、最先端の建設技術を。

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