特集
2017年7月31日
中国地方整備局の17年度予算は、直轄事業1730億5200万円(前年度比0・8%増)、補助2851億0100万円(4・3%減)の合計4581億5200万円(2・4%減)。直轄事業のうち、本省配分は1098億3200万円、一括配分は632億2000万円。水害・土砂災害や巨大地震等に備えるための防災・減災、老朽化対策、「成長と分配の好循環」による成長力の底上げと地方創生の実現など、直面する課題に緊急…
2017年7月28日
JR線さいたま新都心駅の西口で建設が進められていた、「JRさいたま新都心ビル」が完成した。東日本旅客鉄道が、埼玉県屈指の拠点エリアとして発展を続ける同駅周辺の賑わいを一層高める地域のランドマークとして建設したもので、保育所やホテル、ブライダル、商業、業務を複合した利便性の高い施設となっているのが特徴だ。設計を清水建設、施工を大和ハウス工業が担当。駅西口の新たな顔となるシンボリックな姿が行き交う人…
2017年7月27日
北海道大学が総合研究棟群再開発の一環として建設を進めていた総合研究棟(工学系)が完成した。施設には拡充した学生研究室に加え、海外から来る研究員用のオープンラボなども導入。主要機能である実験室の整備に当たっては実験室の配置や構造を工夫し、港湾やコンクリートに関する大規模実験も可能とする空間を実現した。外観の特徴である白黒のモノトーン調と、梁や柱を強調したデザインは既存の総合研究棟を踏襲。施設計画の…
2017年7月27日
大阪港が7月15日に開港150年を迎えた。1868年の開港以降、本格的な築港工事により施設整備が進められ、現在ではわが国屈指の貿易港として、北米・欧州・地中海・豪州・アジアなど、世界約150の国と地域、約600の港とを結び、人口約2100万人を抱える近畿圏の生産消費活動を支えている。また、夢洲地区ではIR(統合型リゾート)や2025年日本万国博覧会の誘致が進められており、関西経済発展の起爆剤とし…
2017年7月26日
安藤忠雄氏(東京大学名誉教授 安藤忠雄建築研究所)設計の「森の中の家 安野光雅館」が完成し、6月23日オープニングセレモニーが行われた。京都で料亭「和久傳」を営む桑村綾さんが収集している画家・安野光雅氏の作品を「和久傳」創業の地、丹後・久美浜につくったギャラリー。 植物生態学の宮脇昭氏の指導で広大な森「和久傳の森」をつくった。安藤氏は「〈森の中の家〉という名称は安野光雅さんの発案によるものです」「…
2017年7月26日
建設業の人手不足が全国的な問題となる中、全国平均を上回るスピードで少子高齢化が進行している北海道でも若い担い手の確保・育成は喫緊の課題だ。若年者の入職に向けては職場環境の改善を重点課題として各企業がさまざまな取り組みを進めており、建設現場の安全性向上もその一つ。北海道労働局を中心に、交通災害や冬季の転倒災害が多いという地域特有の課題への対応が進んでいる。一方で、建設機械との接触事故防止に向け、人…
2017年7月24日
厚生労働省の支出委任により、国土交通省近畿地方整備局が15年10月から進めてきた「滋賀労働総合庁舎建設工事」がこのほど竣工した。大津市内に点在する滋賀労働局、大津労働基準監督署、大津公共職業安定所(ハローワーク大津)を集約することで、利用者の利便性向上とともに、既存施設の老朽化・狭あい化といった課題の解消と行政効率の向上を図ることなどを目的に計画された同施設では、「環境とつながる」「人とつながる…
2017年7月24日
測量・設計や施工にドローン(小型無人機)や3次元データを取り入れるICT(情報通信技術)施工は、東北地方でも大手企業を中心に〝標準〟になりつつある。復興道路などの大規模な土工現場にICTを取り入れる動きが広がり、小規模工事へのICT採用を模索する中小企業も増え始めた。東北整備局は大規模土工から舗装、港湾浚渫工事へとICT試行工事のステージを広げ、より少ない人数で多くを生産できるICT化を多工種に…
2017年7月21日
北海道土産の代名詞でもある石屋製菓の看板商品「白い恋人」の新たな生産拠点が7月21日、北海道北広島市にオープンする。新工場では石屋製菓のもう一つの主力商品「美冬」も生産予定だ。 施工は清水・岩田地崎共同企業体が担当。施工に当たっては、食品工場の天敵である結露の対策や、生産に必要な大量の空気を調達する空調計画に努め、高品質な食品工場を実現した。 JR千歳線の線路に面した壁には商品ロゴを掲げ、地…
2017年7月18日
東京大学本郷キャンパスで建設が進められていた「総合図書館 別館」が完成した。東京大学が増え続ける蔵書に対応するため進めている新図書館計画(アカデミックコモンズ計画)の一環として本館の改修と合わせて建設したもので、本館前の地下に300万冊の収納が可能な施設を整備した。清水建設がニューマチックケーソン工法で施工した地下40mに及ぶ施設には、日本ファイリングの高効率で高機能な自動化書庫が備えられている…