東京・板橋区/バーチャル水害避難訓練アプリを夏ごろ配信、防災対策に役立てて

2025年5月29日 行政・団体 [4面]

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 東京・板橋区は区内を3Dモデル化した仮想空間を舞台に、水害発生時の避難体験ができるウェブアプリケーションを8月にも配信する。アプリを通じて、水害発生時に必要な持ち物の準備や正しい避難行動などを学び、日頃の防災対策に役立ててもらう。
 区内の地域を模した四つのステージ(舟渡ステージ、新河岸ステージ、高島平ステージ、シークレットステージ)を設定。状況を判断しクイズなどに答えながら避難所を目指す仕様となっており、よりリアルな避難体験ができる。
 シークレットステージは三つの地域をクリアすると解放され、学んだ防災知識の振り返りができるステージとなっている。
 防災訓練や体験会などの参加が難しい高齢者や要支援者もアプリを通して気軽に防災知識を身に付けられる。
 26日に会見を開いた坂本健区長は「アプリを利用することで、区民の皆さんに防災の意識を高めてもらいたい」とコメントした。