高知県安芸市/旧庁舎・旧安芸中学校跡地活用基本計画案公表、BTOで複合施設建設

2025年6月2日 工事・計画 [12面]

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 高知県安芸市は5月30日、「旧市役所庁舎及び旧市立安芸中学校跡地活用基本計画(案)」を公表した。旧庁舎跡地には既存の市民会館と女性の家(コミュニティー)、図書館に出張所と子育て支援の機能を加えた複合施設を建設する。規模は延べ約5820平方メートルを想定。BTO(建設・移管・運営)方式のPFIを採用し、総事業費は94億7000万円と試算した。12月にも実施方針を公表する。
 旧庁舎跡の所在地は矢ノ丸1の4の40(敷地面積5547平方メートル)。2026年度に事業者を選定後、27年度から既存施設の解体工事に入る。28年度に建設工事に着手し、30年度中の供用開始を目指す。維持管理・運営は15年間。
 旧安芸中跡地(西浜95の1、敷地面積1万2401平方メートル)はスポーツ、学び、ビジネスなど新たなチャレンジを創造する空間とする方針。旧庁舎跡の複合施設整備や阿南安芸自動車道安芸中IC(仮称)の整備時期を見据え、5年後をめどに利活用手法などを再検討するとした。