入社して16年目。現在はロジスティクス事業部で、物流施設の開発を手掛けている。物流施設はオフィスなどと比べ顧客企業の賃借頻度が高い。そのため「満足してもらえれば次の案件につながるなど、成果が目に見えるのが面白い」と魅力を語る。過去には都心部の大規模開発なども担当。培った経験を生かし、今後も「関わる人に幸せを感じてもらえる施設を造っていきたい」と笑顔で話す。
出身は大阪府。就職活動では商社や銀行などとも比較したが「商材が具体的ではっきりしている点が感性に合い、デベロッパーを選んだ」。
現在は物流施設の企画から引き渡しまでをワンストップで手掛ける。選定したゼネコンと二人三脚で物件を竣工に導く。
心掛けているのは「顧客の要望を必ず実現できるよう、徹底的に頭をひねる」こと。必要があれば柔軟に計画を変更し、ニーズに応える。顧客に「ビジネスが効率的に回せると思ってもらえれば、次の案件につながる。オフィスとは違った面白さがある」という。
過去には「東京スクエアガーデン」(東京都中央区)の開発や、M&A(企業合併・買収)を通じたビジネスの拡大も手掛けた。「アセットや会社、顧客などさまざまな要素を多角的に見て、理解を深めてこられた」と振り返る。「当社のビジネスと顧客のビジネスがウィンウィンになるよう、今後も顧客に丁寧に向き合っていきたい」と気を引き締める。
(おおやま・みさき)