オリエンタルコンサルタンツホールディングス(HD)が創立20周年を迎え、8月29日に都内で記念式典を開いた。事業会社の役職員ら約900人が出席。野崎秀則社長は「事業環境の変化に応じてビジョンや目標、戦略を設定して各社やHDの成長につなげてきた」とこれまでの歩みを振り返った。将来に目を向け「オンリーワンでナンバーワンの事業や技術を確立し、連携やシナジー(相乗効果)を促すことが必要だ」とし、行動を促した。
同社は2006年8月28日に純粋持ち株会社として設立された。社名はACKグループ。オリエンタルコンサルタンツを含めた11事業会社で始動し、18年12月に社名変更した。
▽オリエンタルコンサルタンツ▽オリエンタルコンサルタンツグローバル▽アサノ大成基礎エンジニアリング▽中央設計技術研究所▽エイテック▽リサーチアンドソリューション-の6事業会社が、国内外のさまざまなプロジェクトに参画している。
野崎社長は「30年9月期の目標である売上高1100億円、営業利益70億円の実現に着実に近づいている」と手応えを語った。社員には「一人一人が成長し、事業会社やHD全体の成長につなげることを意識してほしい」と呼び掛けた。
式典では事業会社が注力事業や連携事例を紹介し、経営ビジョンで掲げている「社会価値創造企業」実現のポイントを討議した。オリコンサルの大石久和最高顧問の記念講演も行った。