青森県は２０２６年度予算編成方針を６日に公表した。最優先の取り組みに▽地域特性を生かしたしごとづくりと所得向上・労働力確保▽いのちとくらしを守る基盤強化と共生社会の実現▽若者の定着・還流と「こどもまんなか青森」の推進－の３事項を掲げた。予算編成の基本枠組みになるシーリング（上限枠）は、政策的経費、経常的経費ともにゼロ設定。基本計画の政策では、予防保全型インフラメンテナンスへの転換推進などを盛り込んだ。予算要求見積期限は１１月１４日まで。
　共事業関係費は、地方負担（県債＋一般財源）ベースで前年度当初比０％の見積もり目安額を設定し、所要経費は予算編成過程で対応する。２５年度と同様に自然災害防止などの緊急安全対策は別枠で対応。施設など整備費では、公共施設の老朽対策や大規模施設整備を着実に推進するため「公共施設等適正管理推進事業債」などの各種財源を積極活用する方針だ。