建設RXコンソ/エキシビション2025が開幕/11分科会70社が出展

2025年11月26日 行事 [3面]

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 建設RXコンソーシアム(会長・村上陸太竹中工務店専務執行役員)主催の展示会「建設RXコンソーシアム エキシビション2025」が25日、東京都港区の品川インターシティで開幕した。ゼネコンやサブコンが技術連携する同コンソーシアムの11分科会と、スタートアップやメーカーなど70社が出展。技術の実演や情報発信で建設業の生産性向上と魅力アップにつなげる。会期は26日まで。
 前回の盛況を踏まえ、今回は出展スペースを地下1階にも拡大した。イベントの幹事を務める清水建設建築総本部生産技術本部の西村淳部長は「ベンチャー企業の展示が多い。各社のニーズがうまく合致すればうれしい」と話した。
 設備検査ロボット分科会が出展した自律走行型照度測定ロボット「キロクロ」は、コンソーシアムの実用化検証で第1号に選定。10月には開発したきんでんと西尾レントオールが連携し、貸し出しの受け付けを始めた。2026年には関電工が開発したソフトウエアを使い、より幅広い測定機器類を搭載できるロボットを目指す。
 コンソーシアムは21年に設立され、現在は鹿島と竹中工務店、清水建設、大林組、大成建設の5社が幹事を務める。会員数は25日時点で正会員31社、協力会員285社。団体の安定運営に向け、法人への移行を検討している。