全建/都内で技術研究発表会開く/好事例11件を共有

2025年11月26日 行事 [2面]

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 全国建設業協会(全建、今井雅則会長)は、2025年度「技術研究発表会」を東京都中央区の鉄鋼会館で21日に開いた。会員企業が現場で実践した施工の工夫や改善に関する98事例のうち、特に優れていた11件(高度技術部門6件、創意工夫部門5件)を各社の担当者が発表。高度技術と創意工夫の2部門でそれぞれ最優秀賞を選出した。98事例の内訳は高度技術部門34事例、創意工夫部門64事例だった。=1面参照
 審査の結果、高度技術部門は「災害復旧工事における建設用3Dプリンターの活用~バーチカルスロット型魚道~」を発表した橋本店土木部副部長の東俊洋氏、創意工夫部門は「トラス橋の引き込み解体による撤去技術の工夫と安全管理」を発表した砂子組土木部課長の井元俊介氏が選ばれた。
 講評した今井会長は「今回はレベルがぐんと上がっており、レベルの高さに驚いている。建設産業は人手不足で生産性を上げていかないといけない。好事例を皆で共有していくことが非常に大事だ」と呼び掛けた。