昭和学院/秀英小学校・幼稚園新築が起工/設計は日建設計、施工は錢高組

2025年11月28日 行事 [4面]

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 昭和学院(千葉県市川市、山本徹理事長)が千葉市美浜区の幕張新都心文教地区で計画している「昭和学院秀英小学校・幼稚園新築工事」が着工を迎え、27日に現地で地鎮祭が開かれた。設計は日建設計。錢高組の施工で2028年4月の開園・開校を目指す。
 神事では日建設計の亀井忠夫会長が鎌、山本理事長が鍬、錢高組の錢高久善社長が鋤を入れ、工事の安全と円滑な進捗を祈念した。
 建設地は若葉3の2の1(敷地面積1万2394平方メートル)。敷地は同学院が一般競争入札で県有地を取得した。建物はRC一部SRC・S造3階建て延べ約9950平方メートルの規模。内訳は小学校約8450平方メートル、幼稚園約1500平方メートルを予定している。1学年当たりの定員は幼稚園50人、小学校70人。幼稚園から英語が学べる環境を整え、科学や技術、工学、芸術、数学を横断的に学びながら問題解決能力を養う「STEAM教育」のカリキュラムも用意する。
 神事後の直会で、山本理事長は「日本一の設計事務所である日建設計、320年の歴史を持つ錢高組に工事を任せることができた。施設が充実した幼稚園と小学校の完成を期待している」と話した。亀井会長は「06年に市川キャンパスを設計して以来、継続して仕事を任せてもらっている。幼小連携、フレキシブルで時代の変化に合わせて使い続けられる校舎をテーマに設計した」と語った。錢高社長は「昭和学院のこれまでの経験を新しい幼稚園と小学校で発揮できる環境を作り上げるのが施工会社の役割だ。安全に配慮して無事故で工事を進めていく」と述べた。
 □所長を務める井関将人氏(錢高組東京支社建築支店建築部)の話□
 「安全に配慮し、無事故無災害で高品質な建物を引き渡せるよう所員一同で取り組む」。