清水建設/26年3月期予想を大幅上方修正/5期ぶり営業利益1千億円超

2026年2月6日 企業・経営 [1面]

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 清水建設が2026年3月期の連結業績予想を大幅に上方修正した。売上高は25年11月7日公表の前回予想値と比較して5・2%増となり、24年3月期以来2期ぶりに2兆円に乗る見込み。本業のもうけを示す営業利益は前回予想を41・0%上回り、21年3月期以来の1000億円台を見込む。国内工事が順調に進捗し、採算重視の受注戦略や工事採算の回復、開発事業の利益増なども奏功した。
 修正後の連結業績予想は売上高2兆0100億円(前回1兆9100億円)、営業利益1100億円(780億円)、経常利益1110億円(730億円)、純利益1100億円(750億円)。単体は売上高1兆5500億円(1兆4700億円)、営業利益820億円(530億円)、経常利益925億円(580億円)、純利益1290億円(730億円)。
 修正後の連結売上高と各利益は、来期で最終年度を迎える3カ年中期経営計画の目標(売上高1兆8900億円、営業利益1000億円、経常利益950億円、純利益700億円)を全て前倒しで達成できる見通しとなった。
 単体の完成工事総利益(粗利益)率も前回予想を1・6ポイント上回る10・7%と2桁に乗る見通し。建築は10・6%(前回比1・6ポイント上昇)、土木も10・9%(1・3ポイント上昇)に上方修正した。
 同社によると、北米の不動産子会社で減損損失の計上があったものの、純利益は過去最高を更新する見込み。5月に予定する26年3月期の業績発表と来期の業績予想設定に合わせ、中期経営計画の目標見直しも視野に入れる。