明治大学、竹中工務店/山の上ホテル保存・継承へ、定期建物賃貸借契約を締結

2026年3月4日 企業・経営 [1面]

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 竹中工務店は、歴史的建造物「山の上ホテル」(東京都千代田区)の保存・継承に向け、所有者の明治大学と約18年(改修期間除く)の定期建物賃貸借契約を2日付で結んだ。2027年夏ごろのホテル開業を目指し、建物の改修工事に着手。米建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964年)の当初設計を尊重しながら改修し、客室やレストラン、宴会場を備えたクラシックホテルに再生する。
 ホテルの保存・継承は明大が展開する創立150周年記念事業の一環。竹中工務店が進める歴史的建築物を未来に継承する「レガシー(遺産)活用事業」として行う。18年度から新規事業として取り組んでおり、山の上ホテルの保存・継承事業で4件目になる。
 明大は再生後のホテルを短期留学プログラムの宿泊施設に利用する。大学の知的財産の社会還元を目的に設置している生涯学習拠点「リバティアカデミー」主催プログラムの会場、地域・社会連携の活動の場などにも活用する予定だ。新規開業するホテルの名称や運営会社は今後、竹中工務店が発表する。
 山の上ホテルは、明大の校友・佐藤慶太郎(1868~1940年)の寄付を基に、社会事業の拠点「佐藤新興生活館」として1937年に竣工。戦後54年にホテルとして開業した。24年2月に休館した後、同11月に明大が土地・建物を取得。取得後の建物名称は「明治大学創立150周年記念山の上記念館」となっている。
 所在地は神田駿河台1の1(敷地面積1598平方メートル)。建物(面積は改修後)はRC造地下2階地上5階建て塔屋1階延べ4586平方メートルの規模。