三井住友建設は10日、三井住建道路の株式を非公開化するため、公開買い付け(TOB)を開始する。買い付け価格は1株当たり2000円。買い付け予定数は429万5947株(総額85億9189万4000円)で、120万3500株を下限に設定した。
三井住友建設は同社株式の53・69%(498万1500株)を保有している。TOBが下限を上回ればスクイーズアウトに入り、手続き完了後、三井住建道路は上場廃止となる。同社はTOBへの賛同を表明している。
TOBが成立した場合の決済開始日は4月28日。手続きが完了すると、三井住建道路は三井住友建設の全額出資子会社となる。インフロニア・ホールディングス(HD)との親子上場の解消や、一般株主との利益相反の解消による一体経営の強化、グループ内の連携強化などでシナジー(相乗効果)の最大化を図る。
一体経営を推進することで、公共工事関連の受注力強化や民間顧客向け営業活動の底上げ、DX・業務効率化の推進、人的資本の強化などにつなげる。グループ内で同じ道路舗装工事を手掛ける前田道路とは、施工体制の融通や工場運営の効率化といったリソースの相互活用も視野に入れる。
三井住建道路の連結業績は2025年4~12月期で、売上高215億66百万円、営業利益3億37百万円、経常利益3億54百万円、純利益1億77百万円。26年3月期は売上高304億50百万円、営業利益7億10百万円、経常利益7億10百万円、純利益4億20百万円を予想している。







