竹中工務店/技能体験会を常設の施設に移行/東京本店近くの安全教育施設を改修

2026年3月13日 企業・経営 [3面]

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 竹中工務店は、学生向けに建築技能の体験施設を開設する。2016年からほぼ毎年開催してきた高校生向けの技能体験会を常設の施設に移行し、ものづくりの楽しさを若い世代に伝える。東京都江東区の東京本店近くにある技能者向け安全教育施設「体感訓練センター」(通称SAT-C)をリニューアルし、技能訓練の機能を追加する。10月末の利用開始を予定している。
 工業高校の志望者が減るなど、若年世代の“ものづくり離れ”は続く。産業の将来を担う技術者、技能者を育てていくには、幼少期からものづくりの楽しさを伝え、建設産業との距離を縮める必要がある。同社は担い手の裾野を広げる目的で、建築技能の体験施設を設ける。
 新施設は講義棟に研修室や更衣室、VR(仮想現実)教材を使った研修コーナー、大道具棟に安全体感訓練や技能体験の設備を配置する計画。同社の協力会社組織・東京竹和会(山田圭一会長)と連携し運営する。
 体験内容の詳細は検討中。講師には竹中工務店のOBや、同社の優良職長認定制度で最上位に当たる「グランマイスター」を想定している。SAT-Cは16年に開設。改修後も協力会社の安全訓練や職長講習などは引き続き実施する。