戸田建設/泥土圧シールド掘削土量管理の高精度化システムを開発/含水比を計算

2026年3月23日 技術・商品 [3面]

文字サイズ

 戸田建設は、泥土圧シールド工法で周辺地盤に対する安全性を向上させるため、高精度の掘削土量計測管理システムを開発した。掘削量の計算式を改良して体積と質量以外に含水比も測定。掘削量をリアルタイム算出するプログラムと連携させた。
 これまでの計算式は、掘削土量の体積と質量を求めていた。改良式は独自に含水比の計測値を取り入れた。計測にしくい過剰取り込み土量や掘削添加材の逸脱量が、より正確に把握できる。土砂の性状に関係なく掘削土量を高精度で計測・管理。計測機器でのデータ記録や掘削土量の全自動で算出し、現場管理者の負担も軽減できる。
 システムの有効性を検証するため、下水道シールドトンネル工事(トンネル外径3200ミリ)で実証実験を行った。システムの連続稼働に問題がなく、掘削土量の真値に対する計測誤差はほぼ3%以内に収まった。従来よりも高精度と証明できた。
 掘削対象土質の変化に対応して掘削土量の計測精度を高めるため、掘削土の土質をAIで判定するシステムも開発している。システムの組み合わせで掘削土量を適切に管理し、シールド工事の安全性向上や省人化、自動化を目指していく。