清水建設/環境配慮型コンクリを建築構造材にも活用/建設材料技術性能証明を取得

2026年3月25日 技術・商品 [3面]

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 清水建設は、建築の非構造部材に限られていた自社開発の環境配慮型コンクリートを構造材にも活用する。日本建築総合試験所の建設材料技術性能証明を取得。2月に竣工した東京都江東区の東京木工場建て替え計画で門塀の構築に初適用した。今後、顧客に提案していく。
 建築の構造材向けに特化した環境配慮型コンクリート「SUSMICS-Cs」として製造した。非構造部材に限定していた従来の二酸化炭素(CO2)固定に加え、一般的なコンクリートと同等の品質・強度・流動性などを満たす品質規格値と適用条件を設定。一般的なRC造の建築に用いられるコンクリートも製造できるようにした。
 従来の「SUSMICS-C」は、木質バイオマスを炭化したバイオ炭を混合して製造。木質バイオマスが成長過程で吸収した大気中のCO2をコンクリートに固定する。使用するバイオ炭の炭素含有率は約90%と高く、1キロ当たり実質2・6キロのCO2を固定し少量でも大きな効果がある。
 構造材向けのSUSMICS-Csが取得した建設材料技術性能証明では、品質規格値をクリアしたバイオ炭を1立方メートル当たり最大80キロまで細骨材と置換してコンクリートに混合できる。