ライト工業/削孔能力高めた新型機を開発/削孔最大径2800ミリに拡大

2026年4月6日 技術・商品 [3面]

文字サイズ

 ライト工業は、地盤改良工法の一つで大口径の改良体が造成可能な「RASコラム工法」で、削孔能力を大幅に高めた新型機を開発した。削孔の最大直径を従来機の2500ミリから2800ミリに拡大。重量を増やさずに掘削力を高め、硬質な地盤が掘れるようにした。1カ所当たりの改良体を大きくし、本数を減らせるため、より効率的な地盤改良が可能になる。コスト抑制にも役立つと見込む。
 RASコラム工法は、ライト工業が展開する深層混合処理の機械撹拌工法の一つ。原地盤とセメントミルクを撹拌翼でかき混ぜながら削孔し、地盤を改良する。撹拌装置は既存の杭打ち機の先端に取り付けて使う。二重管構造で内軸と外軸が異なる方向に回転する仕組みにより、均質で高品質な改良体を造る。
 新型機「二軸同軸式アースオーガー(BOSSタイプ)」は、減速機などを改良し、出力が同じモーターでもトルクを高められるようにした。従来機との比較で1・5~2倍ほど硬質な地盤にも適用できるという。同社の宇都宮機材センター(栃木県下野市)で試験施工を実施。粘性土と砂れきで構成する地盤を深度15メートル程度まで掘削。改良体の強度や周辺地盤の変位などのデータを基に、所定の品質が確保できると実証した。
 今後は、マニュアルの整備や技術認証の取得を進める。近く新型機を増備し現場での実績などを踏まえ、年度内にもさらに追加する考えだ。