回転窓/最近の体育祭事情

2026年5月14日 論説・コラム [1面]

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 昨日、近所の中学校で体育祭が行われた。保護者や近隣住民も毎年楽しみにしているが、今年は学校外のクラブ活動でけがをした生徒がずいぶんと多く、見慣れない場面がいくつかあった▼体育祭の実行委員長を務める生徒は、両手に松葉づえ姿で声援を送り続けた。けがで選抜リレーに出られなくなった複数の生徒は先生から依頼のあった「盛り上げ隊」となって、長縄跳びなどの競技に出る仲間を鼓舞した▼この学校が体育祭の平日開催に踏み切ったのは今年から。土曜日に開催してきたが、卒業後の進路に影響するクラブ活動や習い事のために参加しない生徒がいて、平日開催を求める意見が出ていた▼平日であれば給食が提供されるので、昼食の用意が不要。医療施設で治療を受けやすかったり、休日出勤を減らせたりと家庭、学校とも都合がいい面があるそう。さまざまなことを検討した結果、平日開催に決めたと聞いた▼4週8閉所の取り組みが進む建設業界で、長く働いて収入を増やしたい人への配慮が必要という意見も出てきている。変化に応じて柔軟な対応が求められるのは、工事現場も学校も似ているのだろう。

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