大阪市/夢洲2期区域開発/6月下旬にも事業者公募開始/万博跡地42ha売却へ

2026年6月5日 工事・計画 [10面]

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 大阪市は大阪・関西万博跡地となる夢洲第2期区域(此花区夢洲中1ほか)の開発事業者募集を、6月下旬~7月上旬に始める。対象は大阪ヘルスケアパビリオン跡地活用ゾーン、記念公園ゾーン、夢洲駅出入り口などを除く約42ヘクタール。土地処分は売却を基本とし、事業提案内容の審査と価格競争を組み合わせた「二段階審査方式(公募型プロポーザル)」で開発事業予定者を選ぶ。2027年2月ごろに予定者を決定する見込み。
 大規模開発に伴う民間事業者のリスクを踏まえ、契約締結申込期限は地盤調査が可能となる日から3年後の31年2月末に設定する。
 3日に開いた「夢洲第2期区域開発事業者募集に関する会議」で方向性を示した。市は6月中旬に「夢洲第2期区域マスタープランVer.3・0」を策定し、募集要項の作成など公募準備を進める。対象地は建ぺい率80%、容積率400%。用途地域は商業地域、特別用途地区は国際観光地区となる。
 事業者選定では1次審査で万博レガシーの継承やマスタープランとの整合性、事業の実現性などを評価する。2次審査は価格競争。マスタープラン策定に向けた民間提案募集で優秀提案者となった事業者には1次審査で加点などのインセンティブを与える。
 まちづくりのコンセプトは万博の理念を継承し、国際観光拠点形成を通じて「未来社会」を実現すること。第1期区域のIR(統合型リゾート)との相乗効果を生み出すエンターテインメントやレクリエーション機能、新産業創出、人材育成、最先端技術を体感できる機能の導入を求める。水と緑、上質なにぎわいが一体となった非日常空間の創出を目指す。
 万博レガシーの継承も公募条件に盛り込む。民間開発エリアでは「静けさの森」の理念継承や、万博で実証された未来社会の実現につながる取り組みを求める。第3期区域やグリーンテラスゾーンを含めた一体開発の提案も可能とする。
 基盤整備では第2期区域のゲートウエイゾーンとグローバルエンターテインメント・レクリエーションゾーンを結ぶ立体横断施設(ペデストリアンデッキ)の整備を開発事業者に求める。その他の立体横断施設は公共が整備する。