関電不動産開発が大阪・中之島で進める「中之島三丁目共同開発IV期計画」の起工式が、15日に行われた。関電ビルディング東側の敷地で、木質デザインを内外装の基調としたオフィスビルを建設する。規模はS造(木質ハイブリッド構造)8階建て延べ1万0739平方メートル。設計は日建設計が手掛け、施工は大林組が担う。2028年11月の竣工を予定している。
同社と関西電力、ダイビルは1997年から、中之島にふさわしい街づくりを目指して「中之島三丁目共同開発」を段階的に進めてきた。I~III期工事は既に竣工し、IV期となる今回のオフィスビル建設が開発の総仕上げとなる。
建物の内外装に木質素材を採用するとともに、CLT(直交集成板)耐震壁など構造面にも木質建材を使い、木のぬくもりと安全性・機能性を両立したオフィス空間を創出する。新たな歩行者デッキも整備し、堂島川から土佐堀川までをつなぐ歩行者動線を形成して、水辺と調和した都市景観をつくる計画だ。
起工式では日建設計の児玉謙代表取締役副社長が鎌、関電不動産開発の福本恵美社長が鋤、大林組の佐藤俊美社長が鍬を入れ、工事の安全を祈願した。来賓の森望関西電力社長、鍬田博文ダイビル社長のあいさつの後、福本社長は「最も重視したのは、街区で培われてきた価値・思想を受け継ぎつつ、それを今の時代にふさわしい形に更新することだ。これからの都市に求められる、やすらぎと持続可能性を一つの建物として具現化する。安全第一で、このまちの未来に誇れる建物を完成させたい」と述べた。








