京都労働局ら/京都新聞ビル再開発計画の現場で合同パト/熱中症防止など呼び掛け

2026年6月23日 行事 [8面]

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 京都労働局の伊勢久忠局長と建設業労働災害防止協会京都府支部の小崎学支部長らは22日、京都市中京区で進む「KNP計画(京都新聞ビル再開発計画)」の現場で2026年度の夏季安全衛生合同パトロールを行った。改修工事に伴うアスベスト(石綿)の飛散防止対策などを見て回り、熱中症など労働災害の防止を呼び掛けた。
 同計画は大成建設と平和不動産、マイナー・ホテルズが共同で出資し、京都新聞旧本社ビルの北館を改修、南館を建て替えてホテルを整備するもの。ホテルの規模は地下2階地上8階建て塔屋3階総延べ約2万3000平方メートルで、客室数は約240室を見込む。大成建設が担う南館の解体と北館の内装解体工事が1月に着工し、同社が並行してホテルの基本設計を進めている。29年秋の竣工、30年の開業を目指す。
 パトロールでは冒頭、伊勢局長が「安全は工事関係者や事業者、行政が一体となって初めて実現する。現場の優れた取り組みを共有し、災害のない職場づくりを進めていきたい」とあいさつし、小崎支部長が「安全な作業環境実現のため、さまざまな視点から意見・助言をいただきたい」と述べた。工事概要説明の後、北館内装解体の現場を視察。クーリングルームなど熱中症対策の設備や石綿除去の作業を見て回った。作業では大成建設が開発し、少量・高圧の水で石綿の飛散を抑制するT-ジェット工法が用いられており、その効果や安全性を確認した。
 講評の後、大成建設の山浦恵介作業所長が「現場の安全はもちろん、地域の方々の安全を最優先に考え、無事故・無災害で竣工を迎えたい」と述べた。