◇27年春にも既存施設解体着手
新天町商店街商業協同組合は福岡市中央区の天神二丁目南ブロック駅前西街区(敷地面積約5900平方メートル)で計画する第1種市街地再開発事業について、新天町商店街の店舗を2027年2月以降に順次閉店し完了する見通しの27年春ごろに建物の解体工事に着手する考えを示した。同組合と新天町商店街公社は施行者となる再開発会社を設立している。30年代の完成を予定する。
再開発ビルは店舗、事務所、地域文化ミュージアムなどが入る延べ約8万8000平方メートル。天神と大名をつなぐ東西2本の商店街通路やメルヘンチャイムなどの歴史を継承しつつ耐震性や防災性の向上を図る。概算整備費は約800億円と想定している。基本設計は完了しており、26年度は実施設計を行う。設計者は非公表。
西街区は商店街の再開発で、公共性の高い基盤整備となるため、設計・建設費の1~2割程度が補助される社会資本整備総合交付金の活用を視野に入れている。
市が進めるビル建て替え誘導プロジェクト「天神ビッグバン」による容積率の緩和措置(天神ビッグバンボーナス)を適用し、容積率を最大1350%まで街づくりの取り組みに応じて緩和する。
同ブロック東街区(約7900平方メートル)でも第1種市街地再開発事業が計画されており、事業者はパルコ、J.フロント都市開発、西日本鉄道、新天町商店街公社、新天町商店街商業協同組合、三井住友銀行の6者。組合施行で店舗や事務所、ライブハウス、ホテルなどで構成する延べ約13万8000平方メートルの複合ビルを整備する。概算整備費は約1000億円を見込む。現在、組合設立に向けた準備を進めている。
再開発事業に併せて両街区の中央を通るメルヘン通りの地下に通路を新設。延長約190メートル、幅員約6メートルで、福岡市営地下鉄空港線の天神駅などと接続させる。








