論説・コラム

回転窓/開かれる宇宙への扉 [2019年4月11日1面]

 小惑星「りゅうぐう」に人工クレーターを作る宇宙航空研究開発機構(JAXA)の実験が成功したというニュースが5日に報じられた。小惑星や太陽系の歴史をひもとく科学的な成果はもちろん、宇宙の謎に近づくと聞くと、ロマンを感じずにはいられない▼JAXAは宇宙探査に向けて、現状を打破して変革を促す技術開発を目指している。キーワードは「ゲームチェンジング」。宇宙探査の在り方を変えると同時に、地上での技術革命に...続きを読む

回転窓/春の雨 [2019年4月10日1面]

 春に三日の晴れなし-。花見時期の天気は変わりやすいと言うが、ここ数日の天気には閉口する。花日和と喜んだのもつかの間、翌日には花冷えで冷たい雨が。タンスにしまったコートを慌てて出した人も多かろう▼春の天気が変わりやすいのは、高気圧と低気圧が交互に日本列島を通過することと、寒気団が春の太陽に暖められた大地を南下するため対流が起こり、短時間に晴雨を繰り返すことが要因という▼春の雨はしとしと降る。「夜は...続きを読む

回転窓/記者稼業も様変わり [2019年4月9日1面]

 社会人になってかれこれ30年近く。駆け出しの頃には当たり前だった仕事のやり方も随分と様変わりした▼記者になったばかりの1990年代半ば、記事は原稿用紙に手書きし、カメラに白黒フィルムを入れて写真を撮影していた。出先から原稿を送る場合は、記事を書く前にどこからFAXを送れるか電話局やホテルなどを探すのがひと苦労だった。そもそも殴り書きに近い状態の原稿を会社に送稿して、果たしてデスクは解読できるのか...続きを読む

回転窓/次の桜のころには [2019年4月8日1面]

 2019年度に入って1週間。週明け早々に新しい元号が発表され、週末には統一地方選挙の前半投票が行われるなど、話題に事欠かない日々が続いたように感じる▼二十四節気の清明を過ぎ、桜前線の北上が進む一方で、関東以南は花が舞い散り、足元に薄いピンクのじゅうたんが目立つようになってきた。季節は着実に進んでいる▼新入社員の方々はいかがお過ごしか。ビジネスマナーなどの研修を終え、部署に配置された人はいるだろう...続きを読む

回転窓/記者泣かせのイチロー選手 [2019年4月5日1面]

 前人未到の記録を残し先月、現役引退を発表した米大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー外野手は記者泣かせでも有名だった▼「それ答えなきゃいけないかな」「その質問、いま要る?」、あるいは無言でスルーされ、「次どうぞ」。会見場でこんな答えが返ってきたときの記者のいたたまれなさは痛いほど分かる▼デイリースポーツのK記者は「地獄でした」と振り返る。駆け出しのころにイチロー番を命じられたが取材は思うに任せ...続きを読む

回転窓/ラジオ復権に期待… [2019年4月4日1面]

 インターネットの普及を背景にラジオを聴く人が減ってしまい、各局の経営を支える広告収入の減少にも歯止めがかからないという▼日本民間放送連盟は先日、設備維持の負担が大きいAM放送を廃止しより簡易な設備で送信できるFM放送に一本化するよう総務省に求めた。年度内にも制度改正の議論をまとめる▼電波の振幅を利用して音を伝えるAMは雑音に弱いが、遮蔽(しゃへい)物を回り込んで広範囲で受信可能。電波の周波数を変...続きを読む

回転窓/学びの大切さを [2019年4月3日1面]

 満員の通勤電車で「すみません」と大きな声。声がした方を見ると、リクルートスーツ姿の新入社員らしき若者の姿が。何を謝ったのかは分からないが、はつらつとしたそぶりに爽やかさを感じた▼建設各社で1日、一斉に入社式が行われた。研修後、全国に配属される新人も多かろう。毎日過酷な通勤地獄を味わうくらいであれば、通勤が楽な地方でのびのびと仕事をするのも悪くないと思う。自らの経験を振り返っても、いろいろな土地で...続きを読む

長谷工グループ/全日本大学駅伝に特別協賛/社員一丸で大会盛り上げ [2019年4月3日8面]

 長谷工グループは、11月3日に開かれる「秩父宮賜杯第51回全日本大学駅伝対校選手権大会」に特別協賛する。グループ社員全員が主体的に参加するという意味を込め、応援テーマは「選手、がんばる!社員、がんばる!みんなでつくる、手づくり駅伝」とした。
 6月から全国8地区で随時開催する選考会から11月の本大会まで、社員一丸となって「全日本大学駅伝」を盛り上げ、スポーツ振興や地域社会の発展に貢献する。具体...続きを読む

回転窓/初春令月、気淑風和 [2019年4月2日1面]

 新年度がスタートし、新規採用の社員や職員を迎えた企業や行政機関も多いはずだ。先週よりも朝の通勤電車が混雑していたような気がした▼真新しいスーツを来た若い人を駅などで見かけ、「今日から仕事かな」と気になった。今週から来週にかけては学校も入学式を開く。東京では咲きほこる桜と一緒に新生活のスタートを切る人も多かろう▼政府は昨日午前、「平成」に代わる新たな元号を「令和(れいわ)」と発表した。「万葉集」の...続きを読む

19年度スタート/建設業界、大きな節目/CCUS本運用開始、働き方改革関連法施行 [2019年4月1日1面]

 年度が改まる4月1日は節目になる出来事が多い。今年は建設産業に影響が大きい法令の施行や制度・仕組みが始動する。多くの企業は新体制への移行や新卒者の入社など経て、2019年度のスタートを切った。働き方改革を進めながらどのように成長路線を維持していくのか。各社の取り組みが注目される。
 □担い手焦点□
 建設産業界の労働環境に大きな影響を与える働き方改革関連法が1日に施行される。長時間労働を抑え...続きを読む

回転窓/消えるインフラがつなぐもの [2019年4月1日1面]

 東日本大震災の被災地では復興に向けた取り組みが着実に進展している。生活や経済活動を支える基幹インフラとして道路の開通や鉄道の再開が相次ぐ中、役目を終え、姿を消していくものも少なくない▼大津波で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市に震災の年に建設された「竹の会所」もその一つ。被災者が自由に集い未来を語り合うことを目的に、大学生たちが自力で作り上げた仮設建築物だ▼「一人一人は小さな力でもみんなの力を合わ...続きを読む

回転窓/新時代へ気持ちを整理 [2019年3月29日1面]

 きょうで2018年度も実質終了。週明けの月曜日には、5月1日の改元に向けて新元号が発表される。果たしてどんな名称になるのか▼本紙は先月初旬から約2カ月にわたって「紙面で振り返る平成の歩み」と題した15回のシリーズ企画を掲載した。毎回2年ずつ、平成という時代に建設業界で起こった出来事を紙面で報じた内容から振り返った▼バブル経済崩壊前の平成初頭。市場の活況を背景に建設産業は人材不足が深刻化。若者の建...続きを読む

回転窓/仮囲いを入口に [2019年3月28日1面]

 建設専門紙記者という職業柄か、工事現場の仮囲いを見掛けるとつい気になってしまう。かつては許可関係の掲示があるだけの素っ気ないものが多かった。今は工事概要を分かりやすく記したり街の変遷を紹介したりと、バリエーションに富んでいる▼全国建設業協同組合連合会(全建協連)は、仮囲いを「工事中と人々を結ぶ装置」と位置付け、学生向けデザインコンテストを実施。57グループが応募するなど話題を呼んだ▼東京・渋谷で...続きを読む

回転窓/都市計画法制定100年 [2019年3月27日1面]

 都市計画制度の変更は利害調整がからむ。「それだけに政治の力によるところが大きい」と、国土交通省OBのT氏はいう▼2006年に改正されたまちづくり3法。当時、郊外に大型店の出店が続き、中心市街地はシャッター街となって空洞化が進んだ。その状況を憂いたある政治家が「大型店を商業地域以外には立地できなくすべきだ」と、国交省に詰め寄った▼T氏はその意見に理解を示しつつも「建築基準法で商業地域以外で建てられ...続きを読む

回転窓/ごたごたも歴史のうちか [2019年3月26日1面]

 来週月曜日の4月1日に行われる新元号を決める手続き。安倍晋三首相は候補名の考案を学者に委嘱済みで、提出された候補から菅義偉官房長官が3案程度に絞り込んだ後、首相が最終判断する▼新時代を象徴する元号の発表まで1週間。情報漏えいを巡って政府と国会との調整が難航しているというニュースを目にした▼事前報道に神経をとがらせる政府は、正式発表前に意見を聞く衆参両院の正副議長4人に外部との接触を避けるよう協力...続きを読む
インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
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およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
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