論説・コラム

回転窓/雪かきを支えるのはだれ [2019年2月13日1面]

 先週末、大寒波が北日本を襲った。北海道では観測史上最も強い寒気が入り、陸別町で氷点下31・8度を観測するなど氷点下30度を下回る地点が相次いだ▼極寒地では思わぬ自然現象が起きる。その一つに「木花(きばな)」がある。寒い日の朝、零度以下に過冷却された霧粒が空中を漂い、木や電線にぶつかって氷結して白い花のような装いを見せる。気温が上がると一陣の風で落ちてしまうのだが、昔の人はつらい寒さの中でも一瞬の...続きを読む

回転窓/誰かの助けになるように [2019年2月12日1面]

 子育てに関する痛ましい事件が世間を騒がせている。小さな子供を傷つけたり救いの手を差し伸べる側に不手際があったりと、見聞きしたくないニュースが数多く報じられている▼他人に干渉することに勇気がいる世の中である。救いを求める子供のメッセージに気付いてあげられるか、気付けたなら何ができるのか…。悲しい事件の報道に考えを巡らせる人は少なくないように思う▼「行ったことはある?」。19年度予算案の新規事業に子...続きを読む

回転窓/統計不正とデータ改ざん [2019年2月8日1面]

 新聞と統計とは深い関わりがある。さまざまな機関がそれぞれの視点で集める各種統計データは、論旨の裏付けや解説記事の論拠となるだけでなく、統計に表れた数字自体が記事の材料となる▼厚生労働省の「毎月勤労統計」の調査方法に不正があったことが発覚。その後の総務省の点検で、56の基幹統計のうち実に24の統計で不適切な処理が見つかり、社会全体に波紋が広がっている▼統計法に基づき総務相が指定する特に重要な統計が...続きを読む

回転窓/目に見えない恐怖?! [2019年2月7日1面]

 インフルエンザが全国で猛威をふるっている。目に見えないウイルスを取り込まないためのマスクの使用や免疫力を落とさないための体調管理など、自己防衛に万全を期している方も多かろう▼現在流行しているA型のウイルスにも2種類あり、一度かかったからと油断していると再び発症するそう。2月以降は例年、B型ウイルスが増加する傾向にあるので1シーズンに3度かかる可能性も…▼ウイルスや病原菌など目に見えないものに人々...続きを読む

土佐工業/フリーペーパー『けんせつ姫』2号を発行/建設業に携わる女性を紹介 [2019年2月6日5面]

 土佐工業(千葉県船橋市、柴田久恵社長)は、建設業に携わる女性に焦点を当てたフリーペーパー「けんせつ姫」の第2号を発行した=写真は表紙。現場で働く女性を紹介するとともに、工業高校の建築系学科に通う女子生徒や女性の先生、建築関係の学部に通う女子大学生など20人が登場。高校生からベテランの職人まで、建設業に関係する女性たちの輝く姿を伝えている。それぞれの立場から進学や就職のきっかけ、仕事のやりがいなど...続きを読む

東電HD/福島第1原発廃炉事業円滑化へ対応強化/廃棄物減容化施設など関連工事推進 [2019年2月6日1面]

 東京電力ホールディングス(東電HD)は廃炉事業が進む福島第1原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)で、作業の円滑化に向けた関連工事を積極展開する。原発構内で発生する廃棄物の置き場や減容化施設、津波への防災力を高める防潮堤や護岸の整備・拡充などを推進。3号機の原子炉建屋では使用済み核燃料の取り出し作業を3月にも開始する。原子炉から溶け落ちた核燃料(デブリ)の除去工法の検討を進めながら、廃炉事業を安全...続きを読む

回転窓/仮囲いの中の重機 [2019年2月6日1面]

 知らない土地で安くておいしい居酒屋を見つけるのは難しい。インターネットで人気店を調べてみるが、最終的には店構えや出入りする客層を確認し、のれんをくぐる▼先日、ある居酒屋に入った。入り口に赤ちょうちんがぶら下がった普通の店構えだが、どこか歴史を感じる。思い切って入ってみると三十数席はほぼ満席。年齢層の高い客たちが会話を楽しみながら杯を交わしていた▼料理は新鮮で、大皿から取り分ける煮物も美味。値段も...続きを読む

回転窓/梅花と春の訪れ [2019年2月5日1面]

 立春を過ぎ、暦の上では徐々に春めいてくる時期を迎えた。今年の冬は西日本ほど暖冬傾向との予報が出ている▼東日本を含め西に行くほど平均気温も平年並みか高い見込みで、そろそろスギ花粉の飛散が気になり始めるころだ▼世界に目を向けると、米中西部は先週から記録的寒波に見舞われているという。シカゴやミネアポリスなどでは氷点下30度前後の最低気温を観測。体感温度が氷点下50度と極地並みの大寒波に襲われている地域...続きを読む

回転窓/住環境の改善が健康増進に [2019年2月4日1面]

 日ごろの運動不足を反省し、エレベーターではなく階段を利用する「2アップ(2階上がる)・3ダウン(3階下がる)」を行っている。運動は苦手なのだが、身近に実践できるため3年程続いている▼意識的ではなく日常生活で行う「身体活動」が多いと、生活習慣病になりにくいといわれる。国は糖尿病や循環器疾患などの予防の観点から、身体活動量を少しでも増やすよう促している▼住宅の断熱化が身体活動の時間を増やすのに寄与す...続きを読む

回転窓/時短をアイデアのきっかけに [2019年2月1日1面]

 昨年の通常国会で成立した働き方改革関連法が施行されるまで残り2カ月となった▼罰則付きの時間外労働規制の適用は建設業で2024年4月まで5年間の猶予がある。とはいえ、長時間労働の慣行を改善する今回の規制が労働人口減少下の人材獲得に向けた手段だとすれば、他産業同様に時短への取り組みを今から進めておく必要がある▼重機を用いる土木を中心に生産性を高めようと、国土交通省がけん引してきたi-Construc...続きを読む

回転窓/誰もが快適な生活空間に [2019年1月31日1面]

 とある都心のビルに、ジェンダートイレが設置された。きっかけは入居企業からの要請だった▼アジアを拠点とする外資系企業で、一部フロアを一体的に借りている得意先。ビル運営会社の上層部が即座に動き、要望があった企業の入居階だけでなく、一般客が利用するフロアにもジェンダートイレを設置した▼興味深かったのは、そのスピード感だ。テナントからの要望を踏まえ、すぐに行動に移したのは確かだが、実はそのビル、3年前に...続きを読む

回転窓/夜中の恋文 [2019年1月30日1面]

 小説家の川上弘美さんは執筆中の気分転換に、パソコンで「七並べ」のゲームをするそうだ。七並べが好きで面白いからというのではなく、頭の切り替えに良いのだという▼芥川賞作家の川上さんだが、長時間原稿を執筆していると「夜中の恋文」のような文章になることがあるという。そこで十数分間ゲームを行い、頭を冷やして原稿を推敲(すいこう)すると文章やストーリーでおかしなところが見えてくるというのだ。こうした息抜きが...続きを読む

回転窓/気分も新たに頑張る [2019年1月29日1面]

 19年が始まって間もなく1カ月。何かとバタバタしていた雰囲気も収まり、年度末に向かって仕事が繁忙期に入りつつある方も多いだろう▼日本漢字能力検定協会が選んだ18年の「今年の漢字」は「災」。自然災害が相次いだことを反映した結果といえる。では今年に込める思いを漢字1字で表現するとどうなるのか。日本能力協会マネジメントセンター(東京都中央区)が行った調査では、1930人の11・8%が「新」と答えたそう...続きを読む

回転窓/感謝される道路 [2019年1月28日1面]

 ウインタースポーツが盛んなエリアと首都圏の往復料金を割り引く東日本高速道路会社の「ウインターパス」の利用が今冬も好調と聞いた▼スキー場のリフト券がお得な値段で購入でき、宿泊・観光施設などで優待も受けられる。「高速道路の利用者を迎え入れる地域の方も歓迎してくれています」と担当者。利用者の増加には18年6月に開通した東京外かく環状道路(外環道)・三郷南IC~高谷JCTの効果もあるという▼国土交通省な...続きを読む

回転窓/地域の守り手にユニホームを [2019年1月25日1面]

 災害時に重要な「水」の確保を支援するため東京都水道局が17年3月に創設した東京水道災害救援隊。当番制と登録制の二つの仕組みを導入し、支援要請への即応体制を常時確保しているのが特徴だ▼災害派遣活動に当たっては都内の管工事業者4団体とも密接な連携体制を構築。2018年7月豪雨災害では岡山県倉敷市で迅速な支援活動を展開した。オレンジの生地に青い「W」の文字を背面にあしらったベストがユニホームだ▼高度な...続きを読む
インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
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