論説・コラム


2026年3月3日[1面]

回転窓/自分を小さくしない配慮のかたち

 気遣いは、時に静かな力を持つ。改めて言うまでもない。相手の立場を思う言葉やほんの少し身を引く態度が場を和ませ、人間関係を前に進めてきた。忖度(そんたく)も使い方次第で潤滑油になる▼衝突の手前で減速す…

2026年3月2日[1面]

回転窓/安全確保と技能の継承

 「ベテラン」の語源はラテン語で「古い」を意味する。だがこの言葉は単に年長者を指すのではなく、長年培った経験とノウハウを持つ熟練者への信頼が込められている▼経験がものをいう建設現場で、難題に直面したと…

2026年2月27日[1面]

回転窓/近づく空飛ぶ未来

 先日閉幕したミラノ・コルティナ五輪の中継ではドローンを駆使した迫力ある映像が流れた。アルペンスキーやスノーボードなどでは選手を背後からドローンで追いかけながら撮影。スピードスケートは天井から選手を追…

2026年2月26日[1面]

回転窓/身だしなみの境界線

 幼いころ、美容師のはとこが化粧をしてくれたことがあった。頬にチークを置いて、唇に鮮やかな紅を差してくれた▼母やはとこをまねただけであって、祖母らが好意を示してくれた。気にしていなかったが、女性も男性…

2026年2月25日[1面]

回転窓/老舗のおごり

 記念日などに少しだけ奮発してフレンチやすし屋へ足を運ぶ方も多かろう。小欄は銀座にあるなじみの天ぷら屋へ行くのがささやかな楽しみ。旬の味覚に舌鼓を打ち、英気を養っている▼その天ぷら屋は主人自らテーブル…

2026年2月24日[1面]

回転窓/料理に通じる経営学

 「料理は経営に似ている」とよく言われる。計画を立て、必要なものをそろえて実行し、結果を次に生かす。確かにそのプロセスは経営と重なる▼経営学は「誰かのために、何かをして、喜んでもらう」という、「人間の…

2026年2月20日[1面]

回転窓/万博の熱を花博へ

 団体・企業が主催する2026年の賀詞交歓会や新春交流会がほぼ終わった。今年は来賓のあいさつで、国土交通省の幹部が27年国際園芸博覧会(花博)に触れ、マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」のバッジ…

2026年2月19日[1面]

回転窓/空き家にともる再生の明かり

 春めいた光が海面を照らした日曜、海辺の高台にある一軒家で、画家やピアニスト、染織家らによる体験講座が開かれた。暖かな南風が吹き込む中、音楽に合わせた絵描きや旬の食材を使ったランチを、近所の人たちも楽…

2026年2月18日[1面]

回転窓/名は体を表す

 「名は体を表す」ということわざがある。名称とそのもの自体は切り離せないものであるとする仏教の「名体不二(みょうたいふに)」の考え方に由来する▼ベネッセの「2025年たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」…

2026年2月17日[1面]

回転窓/海図なき航海に未来はあるか

 人は、自分の理解できる範囲でしか世界を認識できない。真の問題は、器の小ささや浅さそのものではない。それを自覚せず、自分の視界がすべてだと思い込むことにある。海図を持たずに航海へ出て、なぜ遭難したのか…

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