2020年 横浜支社 新年企画

2020年1月10日 特集

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 オリンピックイヤーに入り、競技関連施設や五輪需要を当て込んだ施設が続々と完成を迎える。建設業界にはポスト五輪の反動減を懸念する声があるなか、神奈川県内では複数の大型プロジェクトが動き出そうとしている。横浜市が誘致を正式に表明したIR(カジノを含む統合型リゾート)は、実現すれば最大1兆円規模の初期投資が見込まれる巨大プロジェクトだ。完成後にはIR区域内(山下ふ頭、横浜市中区)の年間消費額が4500億~7400億円に達するとの試算結果もある。相模原市緑区の橋本駅前では11月、リニア中央新幹線神奈川県駅建設工事が起工した。4か所の中間駅では初弾となる。今後は同駅と隣の相模原駅前を中心としたまちづくり計画も具体化することになる。このほか横浜市と川崎市にまたがる横浜市営地下鉄3号線延伸事業も2030年の開業に向けた調整を進めている。