沖縄県豊見城市/森ヌ風Spo-Park構想を策定、スポーツ施設など民活で整備

2025年6月3日 工事・計画 [11面]

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 沖縄県豊見城市は、スポーツとヘルスケア、医療をテーマとしたまちづくりの方向性を示す「森(ムイ)ヌ風(カジ)Spo-Park構想」をまとめた。平良の豊見城総合公園を中心としたエリアを対象に、スポーツ施設や商業施設、宿泊施設などの整備を想定。民間活力導入による施設整備を行う方針や、想定される施設機能、事業スケジュールなどを盛り込んだ。
 同公園(敷地面積約7・5ヘクタール)と公園に隣接する中央公民館と社会福祉センターの敷地を対象エリアとし、スポーツ、ウェルネス、ビジネス、憩いの4ゾーンに区分した。
 スポーツゾーンには陸上競技場やテニスコート(屋内含む)、ウェルネスゾーンにはトレーニングセンターやトレーニング・リカバリー施設(プールを含む)、憩いゾーンには公園などの整備を想定。ビジネスゾーンには商業施設や宿泊施設などの収益施設、音楽・文化イベントに対応したホールも計画している。
 事業手法はRO(改修・運営)方式やBTO(建設・移管・運営)方式のPFI、DBO(設計・建設・運営)方式などを想定している。
 今後は、陸上競技場、中央公民館、社会福祉センターなど既存施設の改修・改築の方向性を所管課などで取りまとめる。既存施設の方向性が決まり次第、基本計画の策定に向けた検討を開始する考えだ。
 基本構想の策定支援業務はランドブレインが担当。