長崎大学/キャンパス再編検討支援業務(長崎市)プロポ公告、6月20日まで参加受付

2025年6月5日 工事・計画 [9面]

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 長崎大学は4日、「長崎大学キャンパス再編検討支援業務」の公募型プロポーザルを公告した。参加表明書の提出期限は20日。7月4日まで企画提案書を受け付け同大学建設コンサルタント選定委員会で書類審査を行い、同中旬に審査結果を通知する。
 参加資格は国内に本店、支店または営業所があり、文部科学省の設計・コンサルティング業務のうち「その他のコンサルティング業務」の参加資格があること。2015年度以降に敷地面積1ヘクタール以上のまちづくりまたは土地活用、施設面積1万平方メートル以上の複合施設の整備に関するPPP/PFI事業のいずれかの基本構想・基本計画の策定業務の受注実績があることなど。
 同大学は片淵キャンパス(長崎市片淵)にある経済学部を文教キャンパス(同文教町)、文教キャンパスにある薬学部を坂本キャンパス(同坂本)に移転する方針を4月に決定した。
 業務では、文教キャンパスの南側駐車場とその周辺敷地約1万3000平方メートル、隣接地で取得を希望している長崎県の長崎振興局敷地約3000平方メートルを対象に現況調査を実施。施設規模約2万平方メートルの校舎と、産学連携、地域交流促進、商業・レジデンス機能などを持つ複合施設の整備に向けた事業手法の検討を行い、事業収支のバランスを踏まえた複数の整備計画案を作成する。
 再整備の財源として片淵キャンパス(敷地面積約5万1000平方メートル)と島原共同研修センター(長崎県島原市、約12万平方メートル)、長与職員宿舎(同長与町、約1万2000平方メートル)など5カ所の職員宿舎の活用を検討する。
 担当は施設企画課。