福岡県/インターナショナルトレーニングセンターの整備検討、25年度内に基本構想

2025年6月6日 工事・計画 [9面]

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 福岡県は、国際的なトレーニング施設「福岡インターナショナルトレーニングセンター」の整備に向けた検討を始める。県立スポーツ科学情報センター(福岡市博多区)の改修または増築を想定し、海外選手を受け入れ、交流などを通じて県内選手の強化・育成を図る。構想検討委員会を設置し、2025年度内に基本構想を策定する。28年度以降の供用開始を目指す。
 検討委員会は学識経験者やスポーツ関係者ら18人で構成。7月の初会合を皮切りに計3回の会議を開催する。25年度当初予算案に委員会開催費426万1000円を計上。支援業務などの委託は予定していない。
 基本構想では対象とする競技や必要な機能、整備手法、民間活力導入可能性など幅広く検討する。26年度は基本計画を策定する予定で、支援業務の委託も視野に入れる。
 スポーツ科学情報センターは1995年完成で、RC一部S造4階建て延べ2万3656平方メートル。バスケットボールコート2面分のメインアリーナ、同1面分のサブアリーナ、柔道場4面分の多目的アリーナなどがある。
 隣接する県立総合プールRC一部S造地下1階地上3階建て延べ1万2746平方メートルについても対象施設とするか検討する。