千歳烏山駅前広場南側地区再開発(東京都世田谷区)/東京・世田谷区が都市計画案公表

2025年6月17日 工事・計画 [4面]

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 東京・世田谷区は14日、京王線千歳烏山駅周辺で準備組合が進めている再開発事業の都市計画案を公表した。駅前広場南側に34階建て延べ約8万8600平方メートル規模の再開発ビルを整備する。準備組合は2026年度の都市計画決定を目指す。27、28年度に事業計画・組合設立認可や基本設計を、28、29年度に権利変換計画認可や実施設計を予定。29年度に既存施設を除却し新築工事に着工、34年度の竣工を目指す。
 周辺住民向け説明会で公表した。対象区域は千歳烏山駅南側(施工区域面積約1・5ヘクタール)。再開発ビルの敷地面積は約8900平方メートル。施設はRC造地下3階地上34階建てを想定する。
 ビル地下2、3階は駐車場や機械室として活用する。地下1階~地上3階(低層部)は商業施設、4~34階(高層部)は共同住宅にする。高層部は低層部からセットバックし、周辺環境へ配慮する。高さは140メートル。
 ビル北側にはにぎわいの核となる北側広場を設ける。南側には落ち着いた雰囲気で緑が豊かな南側広場を設ける。
 事業協力者は三井不動産と三井不動産レジデンシャル。コンサルタント業務はタカハ都市科学研究所が担当している。