滋賀県は17日、設計・施工一括(DB)方式で行う「滋賀県衛生科学センター整備事業」の事業者を選定する一般競争入札(WTO対象、総合評価方式)を公告した。参加表明書は7月15日まで、入札書や提案書は10月2日まで受け付ける。同3日に開札し、同中旬にプレゼンテーション審査を実施。同下旬に落札者を決定する。2026年1~11月に設計、同12月~28年1月に工事を行い、同3月以降の供用開始を目指す。
建設から約50年が経過する同センター(大津市御殿浜13の45、RC造3階建て延べ3067平方メートル)の老朽化に伴い、旧歯科技工士専門学校跡地(草津市笹山7の4の43、敷地面積約3430平方メートル)に新たな施設を整備する。新施設の規模はRC、S、またはSRC造4~5階建て延べ約3600~3800平方メートル。「健康危機管理事案に最先端の知見で迅速に対応できる地域に開かれたセンター」をコンセプトとし、1階に総務や理化学係(放射能)、2階には同(食品・水)、3階に微生物係(細菌・ウイルス)、4階に理化学係・微生物係(動物)を配置する。
参加資格は、▽特定JV▽特定JVと設計企業のグループ▽特定JVと設計JVのグループ-のいずれか。県の特定調達契約競争入札参加資格者名簿に登録されていること。
特定JVは建築一式の特定建設業許可がある2~3者で構成すること。代表者は経営事項審査(経審)の建築一式の総合評定値が1100点以上で、10年度以降に国または地方自治体が発注した延べ2000平方メートル以上の建築物に関する工事の元請施工実績があること。その他の構成員は経審の建築一式の総合評定値が900点以上であること。設計を行う者は1級建築士事務所で、10年度以降に国または地方自治体が発注した延べ2000平方メートル以上の建築物に関する実施設計の元請履行実績があること。工事監理を行う者は1級建築士事務所であることなど。
業務内容は▽設計(基本・実施設計、事前調査)▽建設▽工事監理-など。
「衛生科学センター整備設計・施工者選定等支援業務」は日建設計コンストラクション・マネジメントが担当。