青森県/ボールパークに県営スケート場併設へ、総合運動公園(青森市安田)が候補

2025年6月19日 工事・計画 [6面]

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 青森県は、県営野球場(青森市)を移転整備する「ボールパーク(BP)整備事業」で、青森市にある県営スケート場(盛運輸アリーナ、延べ1万3139平方メートル)を併せて整備する方針を明らかにした。移転後の規模などは未定。18日の6月県議会での一般質問に宮下宗一郎知事が答弁で回答した。BPの移転対象地は同市安田の県総合運動公園で検討。近く民間活力導入可能性調査業務を公告する見通しだ。
 県営スケート場の所在地は浜田豊田(敷地面積4万2770平方メートル)。指定管理者は豊産管理。屋内リンクはスピードリンク(ダブルトラック12メートル×250メートル)と国際規格ホッケーリンク(30メートル×60メートル)を備え、観客席は固定1058席+可動約970席。冬期はアイススケート、夏期はインラインスケートに転用され、年間を通じてスポーツ・レジャーに活用されている。
 青森市と共同で整備する統合新病院の整備候補地にあるため、移転先を議論していた。県営スケート場は来年の国民スポーツ大会でスポーツクライミングとハンドボールの競技会場となっており、終了後に解体。移転後は31年度から新アリーナの開業を目指す。
 BPはプロ野球公式戦が開催できる新球場として、収容人数1万5000~2万人の規模で整備する。基本計画を10月までに策定する。