勝どき東地区再開発(東京都中央区)、B棟新築工事に26年4月着手/組合

2025年6月24日 工事・計画 [4面]

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 ◇設計は清水建設
 東京都中央区の勝どき東地区市街地再開発組合(山本晴智理事長)は、施設を構成する「B棟」の新築工事に2026年4月着手する。建物は延べ5・2万平方メートルの規模。共同住宅や店舗で構成する。設計を清水建設が担当しており、施工者は未定。29年5月の竣工を目指す。
 計画地は勝どき2、4(区域面積約3・7ヘクタール)。都営地下鉄勝どき駅の南東側に位置する。事業では区域内を▽A1▽A2▽A3▽B-の4街区に分けて再開発。タワーマンションや消防署など総延べ約37万平方メートルの施設群を整備する。
 B街区の施設はRC造地下1階地上29階建て延べ5万2130平方メートルの規模。高さは102メートル。基礎工法は杭基礎と直接基礎を併用する。
 B街区にはかつて1975年竣工の分譲マンション「黎明スカイレジテル」があった。建物はSRC造地下1階地上14階建て延べ2万5593平方メートル(504戸)の規模。清水建設の施工で、23年11月解体工事に着手した。26年3月末の完了を予定する。
 A1~A3の3街区では新築工事が23年までに完了した。A1街区の施設はRC一部S造地下3階地上58階建て延べ18万2827平方メートル(1665戸)の規模。「パークタワー勝どきサウス」と名付けられた。実施設計・施工は鹿島が手掛けた。
 A2、A3街区では実施設計・施工を清水建設が手掛けた。A2街区の施設はRC一部S造地下2階地上45階建て延べ13万8312平方メートル(1109戸)の規模。名称は「パークタワー勝どきミッド」。消防署などで構成するA3街区の施設はSRC造3階建て延べ1183平方メートルの規模。
 組合には参加組合員として三井不動産レジデンシャルが参画。事業コンサルタントと基本設計は現代建築研究所と日本設計が手掛けている。清水建設、鹿島の2社は特定業務代行者として事業に関わっている。