青森県は「統合新病院新築基本設計業務」の委託先を決める公募型プロポーザル(WTO対象)を25日に公告した。老朽化した青森県立中央病院と青森市民病院を統合し新築する新病院(延べ7万2600平方メートル、病床757床)の基本設計などを任せる。参加申請を7月18日まで受け付ける。技術提案書の提出期限は8月29日。技術提案とヒアリング審査などを経て9月22日に結果を通知し、同月下旬にも契約する。参考価格は3億7180万5500円(税込み、以下同)。履行期間は2026年9月30日まで。
プロポには県建設関連業務の一般競争入札で建築関係建設コンサルタント業務の建築一般に登録され、過去15年に病床数400床以上で免震構造の病院(新築、増改築)の基本設計業務を元請で完了した実績が必要になる。
履行場所は青森市浜田豊田ほか(敷地面積8万8500平方メートル)。基本設計の対象は、病院棟9階建て程度以上、7万2600平方メートル、緊急医療施設2階建て程度1000平方メートル、院内保育所平屋600平方メートル、来院者用立体駐車場4階建て程度1万5600平方メートル、700台、職員用立体駐車場6階建て程度2万3400平方メートル、950台、ヘリコプター格納庫500平方メートル。建設地にある県営スケート場は26年度の国民スポーツ大会後に解体するため、28年度から施設整備が可能になる予定だ。新病院の工事費は648億~729億円。28~32年度に建設し、同10月の開院を見込む。
「統合新病院新築基本設計コンストラクション・マネジメント(CM)業務」はプラスPMが担当する。