長崎県諫早市/諫早平山産業団地、25年度内に造成工事着手へ

2025年6月26日 工事・計画 [17面]

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 長崎県諫早市は「(仮称)諫早平山産業団地」の造成工事に着手する。県からの開発許可が下り次第、造成工事の施工者選定手続きを開始。造成工事は市土地開発公社が発注するが、入札方式や工区分けの有無などは今後決定する。2025年度中の契約締結、着工を目指す。造成完了は28年度を予定する。
 計画地は平山町、栗面町、小ケ倉町の一部(区域面積約20ヘクタール)。地域高規格道路の島原道路栗面ICに近く、既存の南諫早産業団地の南側で、分譲面積は約12ヘクタール。緑地、調整池のほか周辺に4本の市道を整備する。
 25年度6月補正予算案に新産業団地整備事業費12億9698万8000円を計上。別途26~27年度の債務負担行為19億0139万4000円を設定した。
 総事業費は約93億円で、内訳は土地開発公社が担当する分譲地の造成関係が約51億円、市が担当する市道などの周辺整備が約42億円。
 諫早平山産業団地は、企業誘致の新たな受け皿として23年度に事業着手。成長が期待される半導体やロボット、宇宙、航空機などの関連で、定住人口の拡大にもつながるよう、事業の裾野が広い製造業の誘致を視野に入れる。
 実施設計はオオバが担当。